旅行ブログ


by tk-in-zhengzhou
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チベット旅行記 番外編 高山病。

標高3830mシガツェで3日滞在したあと
標高4600mにある新ティンリーに移動しているときでした。
シガツェをでて一時間は舗装道路の快適な移動でしたが
カルという村から先は かなりの悪路。
何度も天井に頭をぶつけるぐらい とびはねました。
今考えれば この悪路に入ってから水分を飲んでない。
っていうか 飲もうとしても 飲めないような状態でした。
悪路に入って3時間で標高4000mラツェゾンの街に着きました。
一般客はここで昼ごはん休憩だったんですが
ラツェ自体は開放区ですが ラツェゾンは解放区か分からないので
バス内で持参したパンで昼食をとりました。

ラツェから30キロ先がラクパ・ラ峠5250mです。
ここから一気に上りです。
c0029042_0511871.jpg

川も氷河に変わって 気温的にも一気に急降下。
窓の結露も一気に凍り
c0029042_057548.jpg

日本から持ってきた ワッフルはもう爆発寸前!
なんて おもってたら 自分の顔も膨張してるような感じがしてきて
ほっぺたのあたりがピリピリしてきました。
そんな感じがおそらく4800mを越えたあたりで感じました。
2,3分後今度は頭皮の毛穴が開くような感覚を覚え
顔全体が麻痺したような感覚に陥りました。
一生懸命手で顔をこすってマッサージしましたが
次の瞬間 手のひらと甲が両方しびれ始めました。
なんだ なんだ!この感覚は。
そう思ってた矢先でした。
顔の痺れが胸のところまで 降りてきて 
一気に息苦しくなりました。
これはヤバイ!と 呼吸数を増やしました。
なんか それがどんどん早くなり やがて過呼吸に近い状態に陥りました。
すると一気につま先まで痺れが行って
次の瞬間手の指が硬直し ひじや手首、指が内側に収縮し始めました(江頭みたいな指使い)
そして そのまま座席に倒れこみました。
不思議なくらい頭はしっかり動いてるけど
体は全く言うことをきかない
とりあえず 苦しい。
(ここで周りに動画を撮るように叫ぶ。)
バスは更に高度を上げているらしく 体の麻痺が次第に縛り付けられているような感覚になる。
その力が強くなればなるほど 意識が遠のいていく気がする
ここで気絶した方が楽なんじゃないかと 考えたりする
でもここで気絶したら 戻ってこれない恐怖もある。
エベレスト見るまでは死ねない!と
一回一回の呼吸に集中して どうにか 飛ばないように頑張る。
そこへ更に追い討ちをかけるように 胸部の圧迫を感じる。
思わず 声を上げて 苦しむ。
もう目もあけられない状態だけど
耳は生きてて 周りの音はよく聞こえる。
もうどうしたらいいかわからず ロシア語で独り言を始めた 番長。
うわー 周りを落ち着かせないと!と思うけど
口も動かないし 呼吸が次できるかも わからない。
そこへ 頂上についたと 運転手の声が聞こえる。
他の3人聞き取れてない様子。峠を過ぎて 下り始めたらしく
ちょっと呼吸が楽になる。
ほとんど痛みすら感じてなかった 体にまたしびれている感覚が少し戻ってくる。
10分ぐらい過ぎた頃だろうか やっと口が動きそうな感じがしてきた。
とりあえず口も喉もカラカラで息がしづらいので
水!!と叫ぶ。
口を湿らす程度しか息を止められない。
でもちょっと楽になった。
すると 一度軽くなったはずの 体がまた重くなり始めてるのを感じる。
???
なんで??
そして また感覚がなくなる波が今度は太ももからお腹へと上がってきたのを感じた
どうやら2つ目の峠越えに差し掛かったようだ。
たまらず あとどれぐらい着くか聞いて!と声を振り絞る。
運転手からあと2時間だ!と声が聞こえた
え”!!2時間もかかるの!!
また息苦しくなり 息をしないと!!という意識から過呼吸ぽくなる。
一生懸命 これじゃダメだ!と 深呼吸するようにする
でも 苦しい。
ここでも 声を上げて 苦しんだ。
さっきよりも手の収縮がひどいので 番長もびびった。
早くおりて~~~と叫ぶ番長。
バスがスピードを上げたようで 体が何度も浮き上がる。
スピードを出して でこぼこ道を進んでるからだろう。
でも飛んでも痛いという感覚はもう感じない。
感覚としては一番悪い状態で平行線になってきた。
まわりの乗客はてぃんリーにつけば大抵大丈夫だ!と
いってるけど 自分の感覚的に 体調が戻るのはありえない気がした。
これは絶対に入院が必要だと。
ガイドブックに新ティンリーに病院があるのは知ってたけど
まさか自分が入院するなんてな~

そうだ そういえばこの辺からエベレストみれるはずなのにな~
他の3人きっとみる余裕ないんだろうな~

またちょっと口を動かさせるようになってきた。
水を飲ませてもらう
ところが丁度段差にきて 水が鼻に入る。
マジで 勘弁。
タダでさえ呼吸きついのに むせる。

車内が暑いので窓開けてもらう。
かなり呼吸が楽になる。
あとから聞いた話 車内で数人タバコ吸ってやがったらしい!!
こっちは息できなくて苦しんでるのに!
またしばらく時間がたつ。
下ってるはずなのに 一向によくならない。
あと4~50分でつくぞ!と運転手
まだ4,50分もかかるのかよ!と思うが
喜んでる姫。 お前聞き間違ってるぞ!4,5分って思ってるだろ!?
案の定 運転手4,50分だぞ!って言い直してる。
運転手が病院まで送ってくれるといってるが
街に入っただろうあたりで 頻繁に止まるバス。
荷物を下ろす音。
病人ほっといて 順番に客を降ろしては 走り 下ろしては走るバス。
そして最後 とうとう着きました。
客はうちらだけ。
看護婦におぶられて 病院のベッドに。
ほかに中国語できる人いないので 
状況を自分で説明する。
やっと酸素吸入開始。
助かった~と思う瞬間。
血圧図る。160。
最高値更新ですな~
そして 生まれて初めて ついにするんですね。
できればしたくなかったけど。
看護婦さんが持ってきちゃいました。
点滴。
生まれてこの方 入院はもちろん点滴すらしたことなかったんですが
入院もして点滴もしちゃいました。
幸か不幸か 手に感覚がないので
噂に聞いてた 点滴をすると手が痛くなるとかいうの
もともと手に感覚がないので ありませんでした。
口は動くようになって 会話できるようになったけど
体は上にかむじゃがが乗ってるぐらい重い。
医者は早くシガツェやラサまで降りた方がいいと言うことで
老ティンリー行きは断念。
でも帰るにしてもまた5250m峠は絶対通らないといけない。
ここには 持ち帰りようの酸素ボンベは存在してないらしい。
病院の車(救急車みたいなもの)で送ってもらえないか聞いたが
道が悪いので 行けないと言われた。
どうやって降りるべ??

そんなkとを考えてると 目の前に真っ黒な浮浪者出現!
え”???なんで
しかもじ~~~っとこっちみてます。
今体動かないので どうしようもありません。
とりあえず ガン飛ばし続けて 撃退。
危なかった~って
思ってると 10分後 2人の浮浪者が!!!
なにやら ぶつぶつ言ってます。
どうやら ロシア人が珍しいようで ずっとみてます。
なにしに来てるのか!?
すると 窓の外にも!!!(部屋1階だったから)
2人の浮浪者は10分部屋の中にいました。
怖いので ドア閉めたんですが 鍵ついてない!!
それでも 開けっ放しのときより まし。

体の方は1時間後胴体部分の痺れは取れたけど
手と顔面のしびれは全く変わりなし。
2時間後やっと足のしびれも取れた。
すると 看護婦がもう酸素吸わなくていいわよ!とやってきた。
いやいや まだしびれ取れてないよ!
じゃあ 吸うの延長したいのね?
うん
じゃあ 吸ってなさい。
と 去っていった。 そしてそのあと戻ってくることはなかった。

ここの病院 酸素もってきて 点滴打った以外は放置。
何もしてくれないし 何も言ってこない。
しかも他の3人の宿泊も許可してくれた。
なので 今晩は4人で2つのベッドで就寝。
明日 いくら請求されるのか!?
 あとここの病院 トイレがありませんでした。
基本建物内以外なら敷地内どこでもOKだそうです。

結局体から痺れが抜けたのは 夜中3時ごろ。
そして 7時に退院。
精算に行きます。
お医者さんは 君 酸素は何時まで吸ったかね?と聞いてくる
ほんとは12時まで吸ってて しかも止めないで寝て
朝起きたら 出尽くしたか 勝手に止まってたんですけど
9時まで!って 嘘ついたんです。
じゃあ 1時間25元だから 5時間で125元ね。
それに 点滴が1本30元。
で入院代が50元。
トータル205元。
よかった~思ったより安くて。
お金ないのに 500とか請求されたらどうしようかと思ってました。
そして 病み上がりたての体でバックパック背負って
また バスで5250mにリベンジしてきました。
全く 何も反応でなかった。

なんでなったかな?
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by tk-in-zhengzhou | 2006-02-22 02:18 | 日記