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旅行ブログ


by tk-in-zhengzhou
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オートロック。

去年の今頃自分は何をしてたのかと
自分のさるさる日記に行ってみる。
そう確かちょうど一年前はまだ外に住んでいた。
そして 今年同様旅行には行かずに過ごしてたはず。
何もないなりにいろいろイベントはこなしてたようだ。
ジムも通ってたし。

それでまぁ GWの分を見終わった後 ふと気になった事が
そうだ オートロックのこと書いたっけ?
中国って基本的にどのうちも防犯対策上
ドアは二重で よく言えばオートロック。
ただ単に鍵がないと外からは開かない仕組み。
そしてまどにはすべて格子がついているわけです。

でもそれが時にめちゃめちゃ仇になることがあるんです。
鍵を持たずに外に出てしまい 外に締め出されてしまうこと。
普段は相方がいるんで 帰ってくるの待てばいいけど
相方がいないとき または相方も持ってない時にそんな状況に3度陥りました。
一番最初は住み始めて半年たった夏のこと。
すでに相方ロンは一足先に帰国していた。
そして 週末は毎週テニスをしに出かけていた。
そして その日も中国人のテニス友達から連絡があり
テニスをしに出かけようとしていた
準備をして 鍵ももって さぁ家をでようと
頭の中で 最後の確認作業をしていた。
鍵ok 戸締りok ガスの元栓ok ラケットok 帽子ok あ!リストバンド!!
暑くて汗かくので リストバンドは必需品。
慌てて 部屋に戻る。コレがいけなかった。
鍵を下駄箱の上に置いてリストバンドを取りに行ったから
鍵が頭から完全に忘れ去られていた。
こっちはリストバンドをそろったので準備完了とばかりに
急いでテニスコートへ向かう。
そして3時間炎天下 テニスをし終え
家に帰ってきて さぁ シャワー浴びようと
ポケットの鍵を取り出そうと ポケットに手を突っ込んで
焦る。あれ??かばんの中か??
ない!よく思い出す。
テニスコートで いや 出してない。っていうか
ズボンのポケットに入ってたら 邪魔だから
絶対出すはず。
でも出した覚えがない。
時間を遡っていく
あ”!下駄箱の上!!!
うわ~~ やばい!どうしよう!!
え~ロンが戻ってくるのは2ヶ月以上後だし
第一自分も帰国しないと!
ロンに郵送で鍵を送ってもらうか!
いや そんなに待てない。
それにロンの連絡先 これまた部屋の中。
所持金からいうと 2,3日はホテルに泊まれるけど
パスポート持ってない!
いろいろ考える。
結論 どうにかして部屋に入らないと。
まだ部屋が2階だから よじ登って入れないか!
いろんな角度から 見てみるが 
あの格子の隙間じゃどう考えても入れない。
途方に暮れる。
しょうがないので 門番にどうしたらいいか聞いてみる。
するとヤオヤオリン呼べよという。
ヤオヤオリン。??誰ですか??
すると門番が公衆電話に行って したのボタンを押した。
あ!ヤオヤおリンって110か!
すると有る電話番号を教えられ
またそこへ掛け直す。
そして住所をいうと 30分でくるという。
それまでもんの前で待つ。
警察に電話したから パトカーでおまわりさんが来るのかとおもいきや!
30分後現れたのは 私服で黒いかばんをもったおっさん。
しかも自転車で登場!
え?この人??っテ思ってると
さぁ ドコの鍵をあけるんだ!?と
お前の家は何枚戸だ?なんて聞いてくる。
家の前に着き かばんの中から
いろんな道具を取り出す。
そして鍵穴をギコギコ。
てっきり 糸鋸で鍵穴を切られてるのだと思ってた
そして 10分後一番外側の防犯扉が開いた。
さらに30秒 こっちは秒殺で中のドアが開いた。
仕事を終えた おっさんは2枚だから60元だ!と行ってくる。
門番が それは高いだろ!中のドアなんて30秒で開いたんだぞ!
というわけで50元になる。
こっちは 今日中にまたかぎも交換しなきゃいけないのか...
と思っていたが なんと 
鍵は壊されてないのだ!
じゃあ いいじゃん!50元なら安いもんだ
そして仕事人は帰っていった。
どうやら警察公認のピッキング業者だ。
こうして一度目のピンチは終わった。

そして二度目はロンと一緒に買い物出かけた時。
二人ともあいつが持ってるだろうと もって出なかったため
起きてしまった。
なんで持ってないんだよ!って お互い様。
その時 恥ずかしいながら 前にもロンがいないときに
やっちゃったんだよ~
っていう話をしたら
ロンも実はやらかしたことがあったようだ。
ロンは他の韓国人の留学生からの助言で
もっと安い方法で鍵を開けて中に入ってたようだ。
こっちはそんな開け方があるとは知らないものだから
てっきり電話すると思ったら 電話の前を通り過ぎ
さらに歩いていく。
そして 入ったお店は自転車やさん。
っていうか 街のあちらこちらにあるなんでも修理できるお店。
すると このおっさんも
黒いかばんに 工具をつめこんで
ついてくる。
ロンいわく こういう自転車やはみんな開けられるという。
そして 格闘開始。
やはりプロよりは手際が悪い。
外の防犯扉開けるのに30分かかった。
そしてこの方法だと交渉次第だが 40元で開いた。

そして三度目。
これは2004年の5月の日記に書いてあるが 
ごみ捨ての時の寒すぎる失態。
無一文、サンダル姿、部屋着姿でまたやっちゃった。
今回は外扉だけ。
また自転車屋のおっちゃんを呼ぶ。
またやっちまったのか~おまえら。
デモ今回は前回の様にいかない。
鍵穴がさび付き始めてるのか
30分後おっちゃんギブアップ。
そして自ら110.
30分後前と同じおっさんが颯爽と登場。
自転車屋のおやじ
プロの技を見学。
そしてうちらに一言
これで次からは 俺も簡単に開けてやれるぞ!しかも安く。
プロの技におっちゃんは簡単でした。
しかもプロ このおっちゃんに こうしないとダメだ!とかレクチャーしてるではありませんか!
いいんですか!?ピッキングの方法教えて!
さすが公務員は仕事なくても給料はいるから
どうせなら仕事減るほうがいいっていう考えなんでしょうか!?
恐ろしい国です。
っていうか こんなに簡単に開けられたら 
防犯扉意味ないじゃん!

さて ここで整理しますよ。
もし鍵を持たずに外に締め出されたら
1、近くの自転車屋のおっさんに相談してみる。
2、110に電話して 鍵忘れて 入れない旨を伝える。
すると ピッキング業者の電話番号ゲット。
3、開けてもらう。
値段は交渉しとくとよい。
相場は扉の種類によるが一枚30元ぐらいだろう。


こんな状況になったらコレを思い出してくださ~い。
by tk-in-zhengzhou | 2005-05-02 17:05 | 日記